憧れのブルゴーニュ コート・ドールへ
こんにちは、ラ・ヴィネ 店長の阿保です。
昨夜からブルゴーニュの中心部に入り、利便性の高いいつものビジネスホテルIBISに相変わらずの宿泊です。本当いろいろ便利です。旅行だったらいろいろよいホテルあります!
今日は予報通り、朝から冷え込んでいまして、既にちらほら畑では火をたく準備が見受けられますから、皆霜害にナーバスになっているのが分かります。今週は後半は更に冷え込むみたいです!
さて、最初の訪問先はコート・ド・ニュイ地区のこちらです。
LEYMARIE CECI
ラ・ヴィネでも2015年ごろから取引のある蔵元で、ヴージョ村にある数少ない蔵元です。当然この地に多くの畑を所有しています。
特に蔵元の目の前にある村名クラスながら出色のワインを生み出すクロ・デュ・ヴィラージュは、ヴージョの特徴をとらえたワインであると思います。
2014年の樽試飲以来、久しぶりの樽試飲は2023年ものです。前評判の良いヴィンテージでとても期待感がありますが、予想通りとても素晴らしく、また近年の温暖化の影響もあり、4月のこの時期で、既にほぼマロラクティック発酵も終了しており、ワインとしての美味しさがはっきりと感じられるものとなっています。
そんな状態ですから、それぞれの個性ははっきりと感じられ、スペシャリテであるヴージョのワインの魅力もはっきりと感じられましたが、今回は個人的にはジュヴレ・シャンベルタンが特に気に入りました。
今回もフレデリックにとてもよいテイスティングをさせていただきました!
お次は取引のあるネゴシアンでちょっと古いワインの試飲です。よければ仕入れたいと思っています。
近々に出航予定の船に積み込むワインもありました。
さて、昼食は何度か訪問したことのあるムルソー村のテラスでの食事の気持ち良いお店に行きました。さすがに今日の寒さだとテラスは無理ですから、室内でいただきました。久しぶりのロニョン・ド・ヴォーです。店の人にこの料理分かってる?といろいろ説明受けてしまいましたが、心配ご無用大好きな料理です(笑)
午後最初に訪問するのは、昨年も訪問した実績のある蔵元です。
とても気さくでよい感じのシャルルさんでしたが、昨年の注文時には既に売り切れており、上手く分けてもらうこと叶わず、再度訪問して商品を確実に確保するのが目的です。
しかし、いきなり今年も無理だよ、ごめんね!試飲だけで許して。とのまさかの返答です。いろいろ話を聞き、近い将来分けてもらうことを約束してもらい、2023年の樽試飲だけは堪能させてもらって今回は終了です・・・・
少し時間があったので、ボーヌにある取引ネゴシアンを訪問してみました。ちょうど再来週シッピング予定の船に載せる予定のワインがパッキング査定ました。人気のGUY JUSTINも!
次に訪問するのはこちらの蔵元です。
BERNARD BOISSON VADOT
ラ・ヴィネでも人気、というかもう今では世界的に人気の蔵元ですね。
今回も接客担当?のお父さんベルナールが対応してくれました。
相変わらず機関銃のように話す内容は3割も理解できず・・・
でも新しいキュヴェなど飲ませてもらい、なかなか楽しいひと時です。それぞれキュヴェは違うものの最近のヴィンテージの印象です。
2020年 結構熟成進んで美味しいものが多かったです。色合いが結構深くなってます。
2021年 ちょっとネガティブな印象あると思いますが蔵元のワインは本来皆さんが思っているボワッソン・テイストがはっきりと出ていて好きな人多いと思います。個人的にはかなり嬉しい!!
2022年 間違いなくポテンシャル高いですが、少し酸度低くて、万人受けする感じです。あと2年以上熟成させて開花しそうです。
ちょっと面白い話も聞かせてもらいました。帰りにはアンヌの名義になっているSOUS LA VELLEの区画を見に行ったら、びっくりの嵐のような雨でびしょ濡れというハプニングも!
さて、本日もとても充実した生産者訪問ができました。
今晩の食事は、ボーヌでもいつも満席で一度も入ったことがないビストロを珍しく予め予約して訪問です。
今回は鴨ですが、鴨でもアントレコートでも、エポワスソースを添えて食べると格段に贅沢で美味しいですね、ブルゴーニュの美味しい赤ワインが絶対必要ですね。
さて、いよいよ明日は生産者訪問最後となる日ですが、集中的にコート・ド・ニュイ地区の蔵元を訪問して、夜はパリに入る予定です。
P.S.今日はフレデリックに持って帰ってホテルで飲めばいいよ、と渡されたヴージョを超ラフに寝酒です。あまり皆さんにはお勧めできないですが、紙コップでも美味しく飲みながらブログ作成しています・・・おやすみなさい。